トップメッセージ
いまエンターテイメントを生業とする私たちは、先人たちが創造し提供してくれた
幾多の『おもしろい』に触れてきた体験によって存在しています。
『おもしろい』に触れる喜びは、人々の人生を豊かにし、
生きる楽しみを与えてくれる大きな力を持っています。
この『おもしろい』を探求し続け、“モノづくり”にこだわり、
良質なコンテンツを世界中の人たちに届けることが私たちの使命であり
社会貢献であると考えます。
また、企業として成長を続け、人材を育て続けることは、
エンターテイメント業界の未来創りに貢献できるものと確信しております。
さらなる高みを目指し、誰もが『マーベラスだから面白い』と期待を抱き
信頼されるエンターテイメントカンパニーへと邁進して参ります。

代表取締役社長 佐藤 澄宣
経営成績のご報告(2024年3月期 第1四半期)
当第1四半期連結累計期間におけるエンターテイメント業界は、国内家庭用ゲーム市場においては、部品不足の解消によるゲーム機本体の供給の安定と、大型人気タイトルの発売により、ハード・ソフトともに前年の市場規模を大きく上回り、好調に推移いたしました。モバイルゲーム市場においては、市場の成長が踊り場を迎える中、新規タイトル、既存タイトルともに厳しい競争環境が続きました。国内アミューズメント市場においては、プライズ(景品)ゲームが好調に推移し、コロナ禍前の水準へ市場規模を押し上げました。音楽映像市場においては、パッケージ市場の縮小傾向が続く中、動画配信市場は巣ごもり需要の反動により競争が激化しつつも、緩やかな成長が継続しました。ライブエンターテイメント市場においては、新型コロナウイルス感染症の5類への移行等の規制緩和により観客動員が改善傾向にありますが、以前の水準への回復には時間を要している状況です。
このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年6月30日)の経営成績は、売上高6,883百万円(前年同期比29.4%増)、営業利益531百万円(前年同期比31.9%減)、経常利益886百万円(前年同期比21.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益609百万円(前年同期比19.0%減)となりました。
今後も、総合エンターテイメント企業としての強みを活かし、“マーベラスブランド”の確立による企業価値の更なる向上と持続的成長を目指してまいります。
2023年 8月吉日