株式会社マーベラス

業績ハイライト

2025年3月期の業績は、売上高は、前期比94.8%の279億6,300万円、営業利益は、同75.3%の18億1,700万円となりました。

コンシューマの基幹タイトルの新作発売が前期と比べて少なかったことや、新作タイトルの販売不振、販売計画の未達などにより売上は減少いたしました。

利益面では、音楽映像事業において舞台公演にかかる映像関連収入が減少したことや、第4四半期に一部アニメ作品のコンテンツ資産の一括償却をしたこと、加えて、IP育成にかかる投資損失がかさんだ結果、営業減益となりました。

親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、一部アミューズメント筐体資産の一括償却や子会社における繰延税金資産の取り崩しを行った結果、8億1,800万円となりました。前期は、一部資産の会計上の見積り変更に伴って約36億円の特別損失の計上がありましたが、その解消により黒字回復しております。

セグメント別の実績としては、デジタルコンテンツ事業は、売上高が、前期比83.6%の128億9,800万円、セグメント利益は、同197.6%の9億3,700万円となりました。コンシューマの基幹タイトルの新作発売が前期と比べて少なかったことや、昨年11月に発売した『FARMAGIA(ファーマギア)』が計画を大きく下回る結果となったことで売上は減少いたしました。一方で、2024年3月期における会計見積もりの変更に伴い、研究開発費が増加した反面、売上原価は大きく減少し、利益は改善いたしました。

アミューズメント事業は、売上高が、前期比115.8%の104億4,600万円、セグメント利益は、同86.4%の26億8,500万円となりました。海外展開の拡大や新規プライズマシンの発売等で増収となったものの、筐体の入れ替えに伴う先行費用の増加や、海外新規ビジネスの一部不振により、セグメント利益は減少しました。

音楽映像事業は、売上高が、前期比91.7%の46億1,800万円、セグメント利益は、4,900万円のマイナスとなりました。当事業では、舞台公演関連のパッケージ商品の販売や配信収入の減少等により売上が減少いたしました。さらに、一部アニメ作品について、映像コンテンツ資産の回収可能性を踏まえた一括償却を行い売上原価に計上したことに加えて、新規IPの育成に努めてきた投資損失がかさみ、セグメント利益はマイナスという結果になりました。

売上高(百万円)

2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期
通期 25,728 25,341 29,493 27,963
3Q(累計) 18,953 18,412 21,760 20,720
2Q(累計) 12,838 11,546 13,999 12,877
1Q 6,473 5,319 6,883 5,806

営業利益(百万円)

2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期
通期 4,600 2,488 2,415 1,817
3Q(累計) 4,006 3,176 1,390 1,566
2Q(累計) 2,900 1,774 1,153 592
1Q 1,464 780 531 65

経常利益(百万円)

2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期
通期 5,054 2,931 3,002 1,800
3Q(累計) 4,190 3,509 1,746 1,656
2Q(累計) 2,984 2,427 1,646 373
1Q 1,474 1,132 886 373

親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)

2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期
通期 3,817 1,925 -517 818
3Q(累計) 2,937 2,410 1,174 1,029
2Q(累計) 2,079 1,655 1,110 78
1Q 1,074 752 609 198

1株当たり当期純利益(円)

2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期
通期 63.23 31.85 -8.55 13.52
3Q(累計) 48.65 39.89 19.41 16.99
2Q(累計) 34.44 27.41 18.35 1.30
1Q 17.80 12.45 10.08 3.28

自己資本当期純利益率(%)

2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期
通期 13.7 6.6 -1.8 3.1

総資産経常利益率(%)

2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期
通期 14.4 8.0 8.5 5.3

売上高営業利益率(%)

2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期
通期 17.9 9.8 8.2 6.5